攻略アドバイス&メディカル情報
元女子マラソン日本代表
比護(藤村)信子先生からのアドバイス
- 中・上級者編 -
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■攻略アドバイス その3
京都マラソン新コース攻略法
スタート時の気温は低いため、号砲までの寒さ対策として、本人が不要とするセーターやジャンパーなどの衣類が着用できるようになりました。 また、ハンナリーズアリーナを男子更衣室、市民スポーツ会館を女子更衣室として利用できるようになり、スタートまでのランナーの体調管理がシッカリとできるようになりました。
新コースを攻略するポイントはアップダウンの走り方です。
狐坂がなくなったとはいえ、京都マラソンで一番の高低差(50m)がある一条山越と、立命館大学前の第3関門(12.5km)を経て西賀茂橋の第4関門(18.4km)まではアップダウンが小刻みに続きます。日ごろのトレーニングで上りと下りの走り方を身につける必要があります。意外と足にくるのは下りの走り方が悪い場合です。私は3位に入賞したアジア大会前に10キロの下りを想定した走りを何十回と繰り返しました。ランナーの皆さんもブレーキをかけずに走ることを心がけましょう。ポイントは足首の柔らかい使い方と上体のリラクゼーションです。
前回ご紹介した筋力アップ(4分間運動)やストレッチはトレーニングで酷使した筋肉、腱や関節をよくほぐしてくれます。同時に背中や腰の柔軟性も高まります。体が硬い人はしこふみやタオルを使ったストレッチで入念に手入れしてください。普段から体のケアを心がけることがベストです。
2つ目のポイントは、折返しと蛇行するコースの曲がり方です。蛇行するコースの最短距離を上手に走るとベストです。29kmキロあたりの未走路の鴨川(賀茂川)河川敷は道路幅が狭いところがあるのでスピードアップができません。中間地点を過ぎると下りが多くなり、折り返しでリズムを崩さないように心がければ、気持ちよくスピードアップがはかれるでしょう。
また、前半調子がよくても35キロ過ぎてからエネルギーが枯渇してしまうケースがよくありますのでエネルギーは早めに補給しておく必要があります。38キロの百万遍の交差点からの上りを乗り切ればフィニッシュが見えてきます!